| Q. |
ハウスメーカーと工務店の違いについてはどうでしょう。 |
| A. |
まず「中小の工務店より大手ハウスメーカーのほうが技術力が高くコストが安い」という誤解があります。もちろん、中小の工務店にもいろいろありますから、技術力は会社によりますが、コストはおしなべて安いはず。なぜなら、ハウスメーカーのように宣伝や営業活動にお金をかけていないからです。さらに、小規模ゆえのメリットもあります。たとえば、量産を前提とするハウスメーカーでは、狭小や変形の敷地に対応できなかったり、割高になることがある。中小の工務店ならば、ひとつひとつの条件にフレキシブルに対応できます。
また、「中小の工務店はつぶれてしまうかも」と不安がる人も多いですね。けれども、このご時勢で、大手なら大丈夫と言い切れるでしょうか。競争の厳しいハウスメーカーと違い、中小の工務店は、お互いに連帯することが可能です。ネットワークの中で完成保証を行うなど、複数の会社で協力し合えば、ユーザーの信用も得られるし、材料の共同購入や技術交流などさまざまなメリットも生まれてきます。 |
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| Q. |
実際、中野さんは工務店のネットワークを主宰していらっしゃいますね。
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| A. |
「住環境向上事業協同組合」、略して「SAREX」と言いまして、2年前にスタートしました。組合として完成保証や品質保証など「住宅品確法」への対応を行うのも目的のひとつ。今後はさらに「品確法」の規定にはない、ランニングコストについても表示したいと考えています。なぜなら、「品確法」による「構造部分の10年保証」なんて、あまりにも当たり前のこと。それより、内装材など退化しやすいものについて、その耐用年数やメンテナンス費用を明らかにしておくことが必要です。それによって、設計時の選択基準も違ってきますしね。建てるときにかけるお金だけでなく、住み続けていくためのコストを視野に入れておくべきです。
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