| T氏 |
「プランが決まり、建築確認申請が通ったら、いよいよ、工事会社と工事請負契約を結びます。このとき、工事着手金の支払いを行います。着手金の工事費総額(本体工事費と別途工事費の合計で消費税を含む金額)に占める比率はケースバイケースですが、最低でも2割程度は見込んでおくことが必要でしょう」 |
| 澄香 |
「このお金は、自己資金でみなければならないのかしら」 |
| T氏 |
「そうですね。住宅ローンは、原則として、建物が建って保存登記がされて初めて実行されるものですから、建物完成までの費用は自己資金でまかなうのが原則です」 |
| 澄香 |
「それは、けっこう大変ね」 |
| T氏 |
「この辺が、家づくりの資金調達のポイントになります。また、請負契約の前に、仮契約が行われる場合もあり、その際、設計料や建築確認申請費用を支払う場合もあります」 |
| 澄香 |
「工事会社と契約したら、いよいよ、着工ね」 |
| T氏 |
「ええ。ただし、公庫融資を利用する場合には、融資予約通知書の発行から、1カ月以内に着工する必要があるので注意が必要です」 |
| 澄香 |
「あら、そんな決まりがあるの」 |
| T氏 |
「まあ、融資条件の1つですから、仕方がないですね。ところで、なんにも建っていない土地なら問題ないのですが、建て替えの場合には、建物の解体や、滅失登記、引越しや仮住まいが必要ですから、こうした費用も自己資金で用意しておく必要があります」 |
| 澄香 |
「何かと、かかるものなのね」 |